2026年5月19日からのANA国内線の新運賃に合わせて改訂済みです。2025年4月の旧制度データは、過去資料として記事後半に残しています。
結論:ファーストクラス(プレミアムクラス)セールは現在も不定期で販売されています。現行のセール運賃は積算率100%・搭乗ポイント0で、2026年3月販売分の羽田―那覇は12.49円/PPでした。PP効率だけならスタンダードの設定最低運賃が有利な例もありますが、搭乗回数を減らし、快適に移動したい人には選択肢になります。
自分のSFC修行では、プレミアムクラスセールを活用しました。快適に移動しながらPPを多く貯められ、最終的な搭乗回数も減らすことができて大変良い方法でした。
ただし、2026年5月19日からは国内線の運賃体系とPPの積算条件が変わりました。この記事では、現在のファーストクラスセールでどれくらいPPが貯まるのか、旧制度と比べながら整理します。
PP単価は、1PPを獲得するためにかかる費用です。「航空券代 ÷ 獲得PP」で計算し、数字が低いほど少ない費用でPPを貯められます。
2026年5月19日以降は積算条件が変わった
現在のANA国内線では、従来の「プレミアムクラス」は予約画面上で「ファーストクラス(プレミアムクラス)」と表示されます。セール自体がなくなったわけではなく、期間限定・不定期で販売される運賃として残っています。
大きく変わったのは、SFC修行で重要なPPの積算条件です。
| 搭乗日 | 運賃 | 積算率 | 搭乗ポイント | 羽田―那覇の片道PP |
|---|---|---|---|---|
| 2026年5月18日まで | ANA SUPER VALUE PREMIUM 28 | 125% | 400 | 2,860PP |
| 2026年5月19日以降 | セール/ファーストクラス | 100% | 0 | 1,968PP |
羽田―那覇では、同じセールでも2,860PPから1,968PPへ、片道892PP減ります。減少率は約31.2%です。当時は、プレミアムクラスに「セール運賃」という独立した積算区分がなく、セール価格でもANA SUPER VALUE PREMIUM 28の積算条件が適用されました。しかし、新運賃では「セール」が独立した運賃として設けられ、積算率100%・搭乗ポイント0に変わっています。
以前の感覚で「プレミアムクラスセールなら一度に多くのPPを貯められる」と考えると、予定よりPPが不足する可能性があります。
現行セールは予約変更ができず、予約時の座席指定もできません。座席は、出発時刻24時間前からオンラインチェックイン時に空席を指定できます。PPだけでなく、こうした条件も確認して選ぶ必要があります。詳しくはANA公式のセール運賃の案内をご確認ください。
2026年のファーストクラスセールをPP単価で比較
では、2026年3月販売分のファーストクラスセールは、実際にどれくらいのPP単価だったのでしょうか。3月3日〜4日に販売され、5月19日〜6月30日が搭乗期間だったセールから、羽田発の3路線を比較しました。
- 運賃:ANA公式往復運賃表で、掲載額が適用される往路・復路の対象便と搭乗日を組み合わせた例
- 便の条件:販売する便名と座席数には限りがあり、便によって曜日区分も異なる
- 獲得PP:ANA公式プレミアムポイントシミュレーターの運賃Eで確認
- 旅客施設使用料(PFC):含まない
| 路線 | 往復運賃 | 往復PP | PP単価 |
|---|---|---|---|
| 羽田―新千歳 | 51,810円 | 2,040PP | 25.40円/PP |
| 羽田―福岡 | 53,900円 | 2,268PP | 23.77円/PP |
| 羽田―那覇 | 49,170円 | 3,936PP | 12.49円/PP |
新千歳と福岡は20円/PPを超えており、PPを効率よく貯める目的だけで選ぶには厳しい数字です。
那覇は3路線の中では低いものの、12.49円/PPです。別記事で調べたスタンダード/エコノミークラスの設定最低運賃では、羽田―那覇の片道が15,510円・1,774PP・8.74円/PPでした。単純に往復換算すると31,020円・3,548PPなので、このセール例より18,150円安く、獲得PPは388PP少なくなります。
ただし、スタンダードの設定最低運賃はセールと同じ搭乗日・便で購入できるとは限りません。条件の違う運賃例ではありますが、ファーストクラスセールが必ずしも修行向けの最安選択ではないことは分かります。
とはいえ、ファーストクラスにはラウンジ、広い座席、機内食などがあります。PP単価だけでなく、搭乗回数を減らしたいか、移動時間も楽しみたいかまで含めて考えると、価格差を受け入れられる人もいると思います。
次のセールを判断する方法
セール運賃は毎回同じではありません。路線、便、曜日によっても価格が変わるため、過去のPP単価をそのまま次回へ当てはめず、次の順番で確認します。
- ANAのファーストクラスセール案内と運賃表で、利用したい便の価格を確認する
- ANA公式プレミアムポイントシミュレーターで、出発地・到着地と運賃Eを選ぶ
- 実際の支払額を、往復で獲得するPPで割る
たとえば羽田―那覇なら、2026年3月販売分の往復運賃49,170円を、往復3,936PPで割ります。
49,170円 ÷ 3,936PP = 12.49円/PP
この記事の表は比較条件をそろえるためPFCを含めていません。実際に予約するか判断するときは、予約画面に表示されるPFC込みの支払総額で計算すると、より正確です。
ファーストクラスのほか、シンプル・スタンダード・フレックスで貯まるPPの違いは、ANA国内線の運賃タイプとPP積算率を比較した記事で整理しています。
過去資料|2025年4月プレミアムクラスセールの記録
ここからは、2025年4月に販売されたANA SUPER VALUE PREMIUM 28セールの記録です。2026年5月19日以降のセールには、このPP数と積算条件は適用されません。
当時の記録から、旧制度ではどの路線が候補だったのかを確認できるよう、セール時の列だけに整理して残します。
羽田発
| 行き先 | 旧制度の獲得PP | セール時最低価格 | PP単価 |
|---|---|---|---|
| 新千歳 | 1,675PP | 23,100円 | 13.79円/PP |
| 大館能代 | 1,185PP | 15,800円 | 13.33円/PP |
| 庄内 | 945PP | 16,000円 | 16.93円/PP |
| 名古屋 | 882PP | 17,700円 | 20.07円/PP |
| 富山 | 840PP | 14,000円 | 16.67円/PP |
| 伊丹 | 1,100PP | 19,200円 | 17.45円/PP |
| 広島 | 1,435PP | 21,100円 | 14.70円/PP |
| 高松 | 1,285PP | 19,500円 | 15.18円/PP |
| 福岡 | 1,817PP | 23,100円 | 12.71円/PP |
| 那覇 | 2,860PP | 25,000円 | 8.74円/PP |
| 石垣 | 3,460PP | 33,200円 | 9.59円/PP |
関西・伊丹発
| 行き先 | 旧制度の獲得PP | セール時最低価格 | PP単価 |
|---|---|---|---|
| 新千歳 | 2,065PP | 24,000円 | 11.62円/PP |
| 青森 | 1,707PP | 22,600円 | 13.24円/PP |
| 羽田 | 1,100PP | 19,200円 | 17.45円/PP |
| 新潟 | 1,185PP | 15,500円 | 13.08円/PP |
| 高知 | 697PP | 15,100円 | 21.66円/PP |
| 福岡 | 1,117PP | 14,700円 | 13.16円/PP |
| 那覇 | 2,247PP | 19,000円 | 8.46円/PP |
福岡発
| 行き先 | 旧制度の獲得PP | セール時最低価格 | PP単価 |
|---|---|---|---|
| 新千歳 | 2,605PP | 29,100円 | 11.17円/PP |
| 羽田 | 1,817PP | 23,100円 | 12.71円/PP |
| 名古屋 | 1,335PP | 15,190円 | 11.38円/PP |
| 伊丹 | 1,117PP | 14,700円 | 13.16円/PP |
| 那覇 | 1,742PP | 20,450円 | 11.74円/PP |
那覇発
| 行き先 | 旧制度の獲得PP | セール時最低価格 | PP単価 |
|---|---|---|---|
| 仙台 | 3,225PP | 35,000円 | 10.85円/PP |
| 羽田 | 2,860PP | 25,000円 | 8.74円/PP |
| 新潟 | 3,030PP | 設定なし | ― |
| 名古屋 | 2,422PP | 20,000円 | 8.26円/PP |
| 伊丹 | 2,247PP | 19,000円 | 8.46円/PP |
| 広島 | 2,025PP | 20,100円 | 9.93円/PP |
| 高松 | 2,092PP | 21,200円 | 10.14円/PP |
| 福岡 | 1,742PP | 20,450円 | 11.74円/PP |
| 石垣 | 1,017PP | 8,940円 | 8.79円/PP |
旧制度では、沖縄方面の長距離路線や沖縄発券と組み合わせることで、10円/PPを下回る候補が複数ありました。自分の修行でプレミアムクラスセールが役立ったのも、この積算率125%と400搭乗ポイントがあったためです。
まとめ|セールでもPP単価を計算してから選ぶ
- 現行のファーストクラスセールは、積算率100%・搭乗ポイント0
- 次のセールでは、対象便の価格と公式シミュレーターのPPから計算し直す
- PP効率だけでなく、少ない搭乗回数や機内の快適性をどこまで重視するかで選ぶ
セールが発表されたら、価格、獲得PP、PP単価の3つを確認し、自分が重視する快適性と費用のバランスで選んでみてください。
※本記事は2026年9月時点のANA公式情報をもとに作成しています。運賃、積算率、搭乗ポイント、販売条件は変更される場合があります。予約前にANA公式ファーストクラスセール、国内線利用運賃一覧表、予約画面をご確認ください。



